新入社員研修中に退職の気持ちでいっぱいだった私の体験談。鬱になっても働き続けるか転職するか?
大学卒業して東京に上京・就職した私。
就職した会社はIT系のいわゆるSE・プログラマーとしての採用でした。
文系の私はプログラミング知識なんてさっぱりなく、新人研修からつまずきまくり。
課題も大抵一番最後にようやく解ける、上司へヒントを貰わないと解けないなど、本当に落ちこぼれそのもの、と自分自信思ってました。
「この調子じゃ業務もうまくこなせないんじゃないかな。本当に続けられるのかな」
と配属先での不安に押しつぶされそうな毎日。
日中は皆で受ける講義のプログラミング課題が全く解けず、追いつくので必死。
・・・・足し算分からないまま、自動的に中学生になってしまうようなヤバさ。
配属先決定に関わるテストで超好成績でエリート部署に
そんな毎日これでいいの?ついてけないのに、と悩んでいた新人研修の最終日。
配属先に大きく関わる最終課題があったんです。
毎回課題はテストみたいに絶対自力ではなく、ゆるーくネットで考え方を検索したり、周りとヒントを出し合ったりする感じでした。
で、この最終課題もいつものようにネットで探していたらピッタリな例題があって、それに則ってプログラムを作った私。
今思えばこれはアウトですよね。
考え方を真似るのは良くても、コードを丸パクリみたいなもの。
そしてこの課題の結果が、同期の中で2位の超高得点になってしまったんです。
「めっちゃ難しかったのに凄いね」
「能ある鷹は爪を隠すってやつだね」
と褒められるたびに自分に重い石が積み重なっていくような感覚でした。
「違う。私はずるをしたんだよ」
そんなことも言えず、後悔ばかりが募りました。
そしてその結果、配属部署は超ハードなエリートが配属される金融etcの部署へ。
もう、ショックしかありませんでした。
辞めたい・働けないの日々
配属先でも上司から、課題がトップ成績だったことを褒められ、心がぐさっとダメージ。
でも、徐々に仕事をするうちにわかる私の知識の少なさ。
周りが「仕事できないやつ」的な捉え方に変わってきて、ようやく自分を分かってくれたという安心としょうもない自分の無力さにやる気を失ってました。
早く辞めないと自分がどんどんダメになる、とは言えこんなにも丁寧に業務を教えてくれてるのに今更辞められない。
自分が一生懸命勉強すべきなんだよ。
でも全然分かんない。
同期はもう一戦力として活躍してるのに私はまだ本格的な仕事すら出来てないポンコツだよ。
とどんどん自己評価が下がり、辞めたい・もう嫌だと思うように。
軽く鬱だったのかもしれないです。
退職を切り出し、その後の仕事や生活
あまりに心が疲れてきて、通勤電車の方向を度々間違えるようになってきた12月。
「もう自分やばいかも」
と思ってきて、とある日退職を総務に相談しました。
「気持ち的にしんどくて、仕事が続けられません。このままでは周りの方にも迷惑をかけてしまいます。勿論、ここまで育成してくれた〇会社には本当に申し訳ないのですが、退職を希望したいです」
と。
部署のリーダー・マネージャー・メンターなどと話し合い、退職に至りました。
その後、休養を3か月程度したら以前の元気さが戻ってきて転職活動開始。
ネットで転職サイトをポチポチ応募して、その内の1社と縁が合って働くことになりました。
そこでは結婚するまでも5年位働き続けましたね。
身の丈のレベルの仕事が一番だという事をしみじみ思いました。
まとめ
今振り返れば、新人研修の時にすぐやめていれば良かったなと思います。
むしろ、ちゃんと企業研究や自己診断をしておけばよかったと。
自分の心を大切に、勿論新人育成に大きなコストをかけている採用してくれた会社にも迷惑をかけないのがベストな訳です。
今でも私は、当時の上司には本当に申し訳ないと思ってます。
あんなに頑張って業務を教えてくれたり、自己啓発の本も貸してくれてたのに・・・。
でも「ごめんなさい」と言いすぎるのは嫌なので「ありがとう」といっぱい思ってますよ。
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